【後半】
キッドはなんとかパワークリスタルとミルを救出に成功。
しかし、全ては“ヒポン”という人物が企てた計画の序章に過ぎなかった。
その計画とは・・・。
巨大なビームドリルを使ってミルキー星の中心に楽園(パラダイス)を作るというもの。
巨大なビームドリルの原動力にパワークリスタルを集めていたのだ。
そんなことをすればミルキー星がどうなってしまうか分からない・・・。
(空に浮かぶ暗黒城でモグの種族は働かさせられている)
ピットは旧友のヒポンに馬鹿なことは止めろと警告するが、
まったく聞き入れようとしない。
緊迫感が増すミルやピットをよそに、キッドは卑怯にも褒美だけ貰って逃げる思惑。
ミルキー王国は長い歴史の中で文明を捨てた国であった。何度も全滅しかけた。
しかし、平和を保つための規則があり、唯一で最大の兵器を持っており、それは星全体に張り巡らされている。
ミルキー王国は巨大な要塞でその規模は直径50km。
ロウソクがドロドロに解けたような変わった建築である。明かりは全てロウソクのようなもの。
ミルキー王国に集結する星の住人たち。(全5種族)
ミルキー星人(原住種) 人口: 約820万人
モフ星人 人口: 52人
タパル星人 人口: 474人
テューパ星人 人口: 8人 (くびのながーい)
リム星人 人口: 1万人(小さい)
国民がキッドを歓迎。キッドの晩餐が行われる。
キッドはこの星からの脱出しようと提案するが、誰一人賛同するものはいない。
非難を浴びるキッド。
皆、ミルキー星を母星として愛している。
キッドは王子(ミル)と王との亀裂の理由を知る。
「キッドのあの薬は?」・・・
あらゆる生命体の異常を直せる。
「キッドのパワークリスタルはどこで手に入れたの?」・・・
顔を知らない両親の形見。
ヒポンが穴を急速に堀りはじめ、ミルキー城が崩れ始める。
国王は終に兵器発動を決め、ピットの種族も皆武器を手に
ミルキー星に住むすべての異星人を巻き込んで戦争に突入する。
ヒポンのロボット軍とミルキー星連合軍。
キッドの姿がみえない。自分の宇宙船に乗り込んで脱出する準備をしている。
ミルの姿も見えない。ミルは王国を抜け出してヒポンの住む城に一人で乗り込むのだった。
ミル「僕がしっかりしていれば、僕にもっと力があればお母さんは死なずに済ん だんだ。
…この僕が産まれた星まで死なせる訳にはいかないんだ。ミルキー星の王子として。ミルキー星人として」
キッド「悪く思うなよ。自由気ままに生きたいんだ」
ビームドリルはものすごい勢いで地中に穴を開け、ロボット軍の攻撃もすさまじい。
星の動物たちも次々に死んでいく。
劣勢に追い込まれていくミルキー星の住民たち・・・。
ミルの母への想いと、ミルキー星への想い。
それぞれの運命が交差する。
果たして、ミルキー星を救うことが出来るのか!?
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